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Research topics

生態系における炭素・窒素循環

 炭素は生物の体や有機物を構成する最も基本的かつ重要な元素です。大気中の二酸化炭素は光合成によって生態系内へと取り込まれて有機物となります。この炭素は様々な経路を通って生態系内をめぐり、やがて微生物による分解(無機化)を受けて再び二酸化炭素となり、大気へと戻っていきます。この炭素の動きを理解することは、生態系内のエネルギーの動きを知ることであり、そこに生きる生き物の生きざまを知ることでもあります。生態系の種類や構造が違えば、炭素循環の様子やその量もまた異なります。また、仮に同じ生態系でも日が違えば、季節が違えば、そして年が違えば、循環する炭素の量も違ってくるでしょう。